ノープレ論的コラムvol.8

FEATURES

筆者紹介
教育現場で3000名近い子供達と接してきた経験から、幼少期における「ランバイク」を子供達の成長にどのように活かしていくべきか?その1つの形として、不必要なプレッシャーを選手(子供達)に与えない「ノープレッシャー論」を発案。
ストライダーチーム 「TeamS」代表 兼 RCS専門「Team☆NP」なんでも係 日野元春氏

【ランバイク生活を振り返ってみて④】

2017年編 「間違った価値観・間違った感覚による苦労の2017年」

 

「正しい」と思っていることが、9割間違ったものでした。

原因は感情論から来る「感覚的」なジャッジ、判断基準を行ったため、成果が出ない、成長が少ない→親のイライラが募る、といった悪循環。

 具体的なたとえ話に置き換えると

① 30mダッシュの練習しかしていないのにRCSでストレート伸びないと怒る

② 練習で◎◎君に勝った!と喜び→勝てる前提で試合に参加し、負けて選手を怒る

③ TOP選手と同じ練習をしたから速くなるに違いない!という錯覚

④ マシンをこれだけカスタムしたから速くなるに決まっている!という勘違い

⑤ この試合はA決勝行ける、という根拠のない思い込み、おごりによる過大な期待

このようなことが悪巡回につながり特に長男ソウスケ選手の指導は本当にかわいそうなことをしてしまったな・・と今振り返ると後悔ばかりです。

しかし・・・

不思議なことに、長女サアヤ選手はのびのびと育っていったのです。

何故か?

それは、個性による各選手へのアプローチ方法が結果的に「マッチ」していたからです。

ソウスケ選手8に対し、サアヤ選手にかける時間は2くらいでした。

また、接するスタンスもソウスケ選手にはストイックに強く、サアヤ選手には優しくソフトに・・・

気が付けば女子選手でも3歳クラスでは年間の半数近くB決勝以上に進出し、4歳では本予選でなんとホールショットを取る!という快進撃(RCS)

また主要な大きい大会でも決勝に行き、アレ?アレ?と・・・・

サアヤ選手を褒める機会も増えてしまい、更に悪循環に。

そんな中

ソウスケ選手6歳RCS最終戦富山ラウンド。

数センチでA決勝を逃しました。

 (6歳では一度もA決勝に残れませんでした)

完全に心が折れかかりました。

もう辞めようかな?と一瞬頭をよぎりましたが・・・

B決勝ゴール後

クールな顔をしているソウスケ選手を

抱っこし、テントまで連れて帰るその途中

 言おうと決めていたわけではないですが、自然と

「パパは教えるのヘタクソで、A決勝いけなくてごめんね」

ってソウスケ選手に話しをしました。

すると

「僕もゴメンねパパ、もっと頑張るから」

2人で大泣きしました。

この瞬間、心に誓いました。

そして本人と約束しました。

「2019年7月のラストレースで表象台に必ず乗ろう!」

と。

2017年はNP2年目。

このような悪循環のなかでもチームのみんなのがんばり、笑顔で沢山の思い出ができましたし、私も沢山助けられました。

チームって良いな、本当に心から思える1年でした。

 NPからは何人も卒業していき、各自のチームで活躍される方も増えてきました。

これも非常に喜ばしいこと。

 当初の目的も少しずつ達成できた、と感じることができました。

ご縁に感謝です。

シーズン後半

サアヤ選手に異変が・・・

次回「2018年編  自己実現へ最終章&女子選手を持つ親の悩み」

どうぞお楽しみに!

 

 

ランバイクを全てのスポーツの始まりに。

PHOTO by 秋葉 智之 https://m.facebook.com/Tomozo-Photography-1585081638422437/

ピックアップ記事

関連記事一覧