ベストレースTOP3 vol.6 橋本 青空 選手

ベストレースTOP3とは?
ランバイク選手とそのご家族に、過去のレースをご自身でランキング化して頂き、上位3レースを発表するインタビュー企画
次にインタビューを受ける選手は君だ!
橋本 青空 選手(ハシモト セイア)
2013年1月10日産まれ。
身長125cm 体重25kg(6歳5ヶ月)
青い空には限界がない、無限の可能性を。という意味で付けました。
ランバイクレースの主な経歴
全日本ランバイク選手権シリーズ(RCS)
2015RCS 第2戦でレースデビュー
2016RCS 第1戦・準優勝
2017RCS 第11戦・優勝 第1戦・準優勝 第9・12戦・3位
2018RCS 第1戦・準優勝 第11戦・12戦・3位
2019RCS 第1戦・優勝
他、、A決勝4位~12位まで入賞経験あり。
本家ストライダーカップ
2017大阪 3位 東京 準優勝
2018東京 3位
ワイルドランナーカップ
第6回・7回優勝 他表彰台経験あり
アクティブキッズフェスタ
第7回day2優勝→【総合優勝】
その他準優勝3回 3位から5位入賞経験あり
名門チーム【TEAM RIVER】の新エース
恵まれた身体能力を武器に活躍するTEAM RIVERの新エース。
直線後半の伸びが強みで、第一コーナーギリギリまで競ったレースでホールショットを取り切るスキルを併せ持つ選手。
長い後ろ髪が特徴で、RCSで勝つまでは切らないと公言していたが、2勝した現在も長いままのため、いつ切るのか一部では噂にもなっている人気選手である。
筆者個人的な意見としては、6歳に上がってからさらに強みを増している印象で、4歳・5歳時より早い月齢でRCSに勝つのではないかと期待している選手だ。
インタビュー
Q1
ランバイクレースデビューのきっかけ、最終的なランバイクレースでの目標、そして本気でレースに取り組もうと思った経緯などを教えてください。
→ テレビで観たストライダーの特集で甥っ子をレースに誘いそれを見に行ったのがきっかけ。当時セイアは1歳。2歳になるちょっと前に祖母からストライダーをプレゼントしてもらいそれから乗るようになりました。
初めて出たレースは2015RCS第2戦。
あまりのレベルの高さに度肝ぬかれことは今でも鮮明に覚えています。
知人の紹介もあり、同日よりチームに加入させていただき、我が家のTEAM RIVERでのストライダーライフが始まりました。
尊敬できる先輩家族が沢山いる中、セイアも勝てる選手に育てたいと思いチーム練習会に休む事なく参加するようになりました。
かれこれ四年半。ランバイクでの最終的な目標は、家族の目標でもあったRCS優勝。見事に成し遂げたセイア。今後は本人が本人の意思で本人のタイミングで決めればいいと思ってます。
Q2ランバイクにチャレンジし続けている理由を教えてください。
→ やるからにはトコトンな我が家。
名前の由来通り無限の可能性にかけ、指導していく中できちんと親の気持ちに応えてくれる心が育ってくれました。親子の絆、家族の時間、チームメイトをはじめ、沢山の仲間が居てくれるから頑張れているのだと思います。
Q3
今後のプラン・夢を教えてください。
→ まずは年齢的に様々なスポーツの幅を広げてあげるのが親の役目だと感じてます。その後、最終的に何をするかはセイア本人に任せようと思ってます。
Q4ランバイクを通じて交流のある方や卒業してしまったライバルファミリーへ、現在ランバイクをスポーツとして取り組み始めたばかりの方や取り組もうか考えてる方達へメッセージをお願いします。
→【仲間】という存在。
チームメイトをはじめ、仲間無くしてランバイクレースでトップにはなれないと言っても過言ではありません。
もちろん公園ライダーからの始まりでいいと思います。少ししたら1度レースに出てみて、様々な楽しさを感じてみてはどうでしょうか。
そして親が本気になって取り組めば子供の結果も自ずと付いてきます。
しかし1番大切なのは仲間と共に練習し、家族で頑張ったその過程やプロセスが今後の家族の財産になると考えています。
家族皆で同じ方向を向き【仲間を大切にする事】この一言に尽きると思います。
第3位 RCS 2019 第1戦 A決勝
順位:優勝
【セレクト理由】
当時の年齢 5歳クラス
親子共々本当に苦しかった5歳クラス。最強のライバル不在の中、セイアの5歳最終戦。この決勝レースを見て親も度肝を抜かれました。
【俺、ぶっちぎってくるから見てて】
スタート前に発したセイアの言葉。
宣言通り、決勝の走りは準決までの走りを遥かに上回るスピードで、とにかくゴールラインを切るまで全力で走り切りました。
最後の最後まで本気だった。セイアは必死だった。
勝てた事はもちろんですが、後続を離してもなお力を緩めなかったその姿勢に感動しました。
MCジャッキーさんの【ワンマンショー・オン・ステージだぁ🎤】も聞けて本当に親としても思い出に残っています。
6歳初戦となる翌第2戦でも、好成績をおさめ1日目の走りは本物だったと確信できました。
第2位 2017ストライダーカップ 大阪大会
順位:3位
【セレクト理由】
当時の年齢 4歳
同学年でも層の厚いサマーボーイズ達が多数いる中、まさかの価値ある入賞。
本人の気持ちも親の興奮度もMAXだったレース。月例差7ヶ月の壁を破り本当に夢でも見ているかのような瞬間でした。正直、心の中での予想順位を遥かに上回るレースでした。
ストライダーカップ 大阪ラウンド 決勝動画4歳クラス優勝は、オガタヤマト君2位は、ササキルイ君3位は、ハシモトセイア君おめでとうございました❗️
石丸 毅さんの投稿 2017年6月3日土曜日
第1位 RCS 2017 第11戦 A決勝
順位:優勝
【セレクト理由】
当時の年齢 4歳
最強のライバルとの激戦。
2歳最終戦から追い続けたユウタ選手の背中。
少しずつ差を縮めてきた。と思ったら差が開いたり。
他のレースでは激戦を制した事も何度かありました。しかし、RCSで勝てていない。
RCSで勝ちたい。そぉ思い家族一丸となりセイアの気持ちも盛り上げて、心身ともに仕上がった状態で望んだこのレース。
直接真っ向勝負からの1コーナー奪取。
溢れそうになる涙をこらえながらレースを目に焼き付け、ゴール間際までわからなかった名勝負。この家族なくして、この選手なくして、ここまでのモチベーションを保つことは間違いなく出来ませんでした。
祝福してくれるチームメイト、仲間達。最高に嬉しいレースでした。
この数時間後、セイアをここまで育ててくれた第1人者、、、姉リノアのRCS引退レースでした。
セイアが姉への恩を結果で示してくれたかのような様々な想いが交錯した最高のレース。
夢のような1日でした。
Q7インタビュー企画を終えての感想など
→先ずはセイアをここまで育ててくれたチームメイトや一緒に練習して下さっている仲間たちに心から感謝申し上げます。
ストライダーとは、幼少期のほんの僅かな時間しかできません。
その限られた貴重な時間を、仲間と共に全力で取り組むことで得られるもの。得られたもの。
それは、今後どんなスポーツをする上でも基礎となる運動能力や精神力。そして仲間との協調性や家族との思い出。
どれもかけがえの無いもので、全てが財産になっています。
本当にストライダーに出会えて良かったです。
そして、この先もストライダーに携わっていけたら良いなと思っております。
スポーツとしてランバイクに取り組んでいると、行き過ぎた応援をしてしまっているご両親をたまに見かけます。
練習会やレースで、期待通りの順位で帰ってこないことに腹をたてた熱心な親が、、、といった感じで伝わるでしょうか。
セイア選手は上記ランキングにもありましたように、4歳と5歳で日本一になっているトップオブトップライダーですが、
5歳前半は怪我の影響でものすごく苦しい時期を過ごしています。
4歳のレースでは負けたことない選手に勝てずに、悔し泣きを流したことが何回もある、苦しんだ選手です。
そんなセイア選手に、行き過ぎた応援をしてしまっている橋本さんやTEAM RIVER関係者を見たことが一度もありません。
その結果、怪我から復調した後のセイア選手は、いつも笑顔で本当に楽しそうに走ります。
そんな選手やご家族が今後もどんどん増えてほしいと心から願っています。
ランバイクを全てのスポーツの始まりに。
PHOTO by 秋葉 智之 https://m.facebook.com/Tomozo-Photography-1585081638422437/