ベストレースTOP3 vol.8 小泉 千紗 選手 (コイズミ チサ)

ベストレースTOP3とは?
ランバイク選手とそのご家族に、過去のレースをご自身でランキング化して頂き、上位3レースを発表するインタビュー企画
次にインタビューを受ける選手は君だ!
小泉 千紗 選手 (コイズミ チサ)
2014年1月17日生まれ
身長 126㎝ 体重 26.5kg (2021年1月現在)
名前の由来
人生の中でたくさんの幸せが訪れるようにという願いと、「紗」には強さと優しさ、しなやかさと言う意味があり、響きの良さから名付けました。
ランバイクレースの主な経歴
RCS2018年第11戦3位
RCS2018年第12戦優勝
小車神ワールドカップ2018日本代表(中国広州)4歳GB組準優勝、4歳車王賽準優勝
モモタロウライダースカップ第7回、8回、9回優勝
WRC第8回、9回、10回ガールズ優勝
みやびランバイクカップ第11回、12回ガールズ優勝
小車神ワールドカップ2019日本代表(中国佛山)5歳GB組8位
RCS A決勝4~10位入賞多数
インタビュー
Q1ランバイクレースデビューのきっかけ、本気でレースに取り組もうと思ったきっかけを教えてください。
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兄、姉がランバイクをやっていたので千紗がランバイクを始めるのは自然な流れでした。
最初は特に目標など無く、楽しんで走れたらいいかなという程度の軽い気持ちで始めました。
当時はまだ無名の千紗でしたが、地元岡山のMRC代表でもある西村さんから、千紗は男子のトップライダーと対等に戦える日本で唯一の存在になる可能性があると言って頂き、半信半疑でしたがその言葉が本気で取り組んでみようと思ったきっかけでした。
Q2ランバイクにチャレンジし続けた理由を教えてください。
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RCSを主戦場としてからは、速くなるために練習相手を求めて県外各地の練習会に参加したり、レースに出場して経験を積んだりと、毎週のように遠征に行き過ぎて、車で片道5時間位なら近いなという感覚にまで麻痺しちゃってました(笑)
日々の練習では理想の走りを追求し、試行錯誤する中で上手くいかないこともあり、親子でぶつかり、ケンカする事もありましたが、お互いに信頼関係はしっかりと構築でき、日本一になるという目標に向かって家族で全力で取り組んできました。結果、日本一になる事も出来て、正しい努力、練習は裏切らない事を実感出来ました。
Q3今後のプラン・夢を教えてください。
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現在、千紗はBMXレースに取り組んでいます。昨年、全日本選手権でデビュー戦を飾り、準優勝という好成績を残すことが出来ました。
これもランバイクで養った事が生かされた結果だと感じています。
今年の目標は全日本チャンピオンを獲ること。
また、将来の夢は大きく持ってオリンピックに出場することを夢見ているようです。そのために親としてはできるだけのサポートをして行こうと考えています。
Q4ランバイクを通じて交流のある方や卒業してしまったライバルファミリーへ、現在ランバイクをスポーツとして取り組み始めたばかりの方や取り組もうか考えてる方達へメッセージをお願いします。
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千紗がトップライダーとして、ここまでの成績を残す事が出来たのも、サポートして頂いた方々をはじめ、御指導頂いた皆様や、レースや練習会で一緒に走ってくれた選手のみんなのおかげだと思っています。色々な方との出会いがあって今がある。本当に感謝致します。
また、現在ランバイクに夢中になっている方々へ、ランバイクは数年という短い期間で卒業ありきのスポーツです。その中で結果を出さないといけないと焦ってしまう気持ちもあると思います。
私も千紗が伸び悩んだ時期や、練習の成果が出ない時にキツく当たったりした事もありますが、子供はいつも一生懸命頑張っているし、今から考えると親の指導が悪くて上手くいかない事がほとんどだったのではないかと思います。なので、視点を変えてどうやったら上手く伝わるか考え、子供の意見をしっかり聞いてみる事も大切なのではないかと思います。
やらされている時より自分から意欲的にやっている時の方が成長する気がします。
そして、ランバイクが全てではありません。あくまでもきっかけであり、その先がある事を忘れずに長い目で見て取り組んで欲しいと思います。
第3位 2020年全日本ランバイク選手権シリーズ開幕戦 5歳クラス
順位: 準決勝1位
【セレクト理由】
予備予選、本予選を1位で勝ち上がった準決勝。
並み居る強豪選手の中で抜群のスタート、直線の伸びのある走りで自信に満ち溢れた走りで1位で決勝に進んだ、まさに心技体が一致したレース。
決勝では惜しくも結果を残す事が出来ませんでしたが、更に成長するきっかけを予感させる会心のレースでした。
第2位 2018年全日本ランバイク選手権シリーズ第12戦 4歳クラス
順位: 優勝
【セレクト理由】
ランバイクの聖地、東京サマーランドでの最終戦で優勝。
前日第11戦は3位で号泣して表彰台に上がることを拒否するほど悔しい思いをした翌日の勝利。そして、ワールドカップの日本代表選考レースでもあり、あえて選考レースである事を千紗に伝えてプレッシャーを掛けた中で、「優勝」という100点満点の回答を出してきたメンタルの強さを象徴するレースでした。
https://www.facebook.com/372730213226378/videos/335494530368901
第1位 2018年ランバイクワールドカップ(中国広州) 4歳車王賽
順位:準優勝
【セレクト理由】
4歳男女全てのクラスのチャンピオンを決めるレース。
先に行われた4歳ガールズレースでわずか数センチの差で優勝を逃した直後でもあり、気持ちの切り替えが難しい中、前のレースで負けた相手にリベンジを果たし、日本勢でワンツーフィニッシュを達成し意地を見せてくれました。
日の丸を背負った姿がカッコ良く、頼もしく見えた瞬間でした。
Q7インタビュー企画を終えての感想など
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今回、千紗を取材して頂きありがとうございます。千紗を見て頂くと、ガールズでも男の子のトップライダーと対等に戦える事が分かるのではないかと思います。
また、海外には速いガールズライダーがたくさんいます。男の子に負けないガールズライダーが増え、今後もランバイク界が益々盛り上がって発展して行く事を願っています。
ランバイクレース卒業後、BMXレースで早速頭角を現し始めた千紗選手。ランバイクレースにチャレンジする過程で親子で身につけた『努力の習慣化』をベースに、きっと素晴らしい選手に成長してくれると期待しています!
ランバイクを全てのスポーツの始まりに。