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レジェンドライダーに聞く vol.3 小熊 拳世 選手

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レジェンドライダーに聞くとは?

ランバイクレースに全力で挑戦をした選手たちの卒業後を追うインタビュー企画。ランバイク後の活躍や現役時代のエピソードなど、ランバイクファンなら気になる話をお伝えしていきます。

今回紹介する、小熊 拳世(おぐま けんせい)選手は、『燃える走魂』の立ち上げメンバーの選手です。

現メンバーの福田さんが書くブログ【ストライダーレース研究所(仮)】を愛読しているパパママも多いのでは?

同じく走魂の現メンバー簾内さんより、拳世選手のその後の活躍を聞く機会があり、是非記事にしたいとオファーをさせて頂いたことがキッカケで、この度インタビュー記事として紹介させて頂けることになりました。

拳世選手のその後の軌跡とは?

Q1 お子様のお名前、生年月日、名前の由来などを教えて下さい。

小熊拳世 (おぐま けんせい) 2010年9月21日(小学2年生) 身長 126cm 体重 24kg

名前の由来

「拳」は手を握って拳になるので、握る=掴む。目指す「世」界を必ず掴む「拳」で「拳世」と名付けました。

Q2 ご両親のスポーツ歴を教えて下さい。

父 サッカー歴3年 SFT歴8年
母 陸上歴6年

Q3 ランバイクレースデビューのきっかけやチーム結成時の経緯などを教えて下さい。

4歳になる少し前にランバイクレースの動画を妻から見せられ、「これだ!」と思い直感的にストライダーを即購入しました。
レースデビューはその一ヵ月後でしたが、もちろん惨敗でした(笑)
始めた当時は埼玉や関東で活動しているランバイクチームの情報を調べて練習会や模擬レースなど積極的に参加させて頂きました。

いろいろなチーム、人達と交流する中でたくさんの方からチームへのお誘いも頂きましたが、拳世が自由過ぎて迷惑かけるのでは⁇          等いろいろあり。。
どうせならと、地元さいたま市の仲間達とチーム「燃える走魂」を立ち上げました。
ランバイクを始めてまだ数ヶ月だったと思います。
チームになってからは拳世が準備運動を仕切ってみたり、大声で集合を呼びかけたり、仲間とコースを作ってみたりさまざまな経験ができました。
気の合う親子が集まり、また他チームのたくさんの人達とも垣根なく交流ができ素晴らしい思い出になりました。

Q4 ランバイクの戦績や思い出に残っているレース・チームでの出来事など、現在でも色濃く残っている思い出を教えて下さい。

記憶の範囲でいうと、ランバイクレースの優勝は2回で入賞は10回くらいだったと思います。
大事な準決勝や決勝戦で気持ちが入り過ぎて、よく転倒していたのを覚えています。

思い出に残っているのは、5歳ラストの水上での卒業レースです。このコースで優勝経験があるチームメンバーがアドバイスをくれたり、前日まで一緒にコースを練習したり。全力で走り抜き、結果は3位入賞でした。チームメンバーだけでなく今まで交流のあったたくさんの人たちが祝福してくれました。

また苦手なコースをラストレースに自ら選んで走り切った事はとてもプラスになったと思います。
どんな事でも全力でチャレンジしようという気持ちは、ランバイクレース卒業後もいろいろな場面で目にしています。

Q5ランバイクレースに取り組んだことで、現在プラスになっている点を教えてください。

親子ともプラスになっている事はたくさんあります。

息子に限っていえば、ランバイクレースを通じて「強い気持ち」がつきました。
レースではあの大観衆の前であんなに小さな子がスタートラインに立ちます。
この事に慣れるだけでも、「勝負度胸」は身につくと思います。

現在の空手の試合でも同じく大観衆の前で1対1で対峙します。
拳世は 「緊張」よりも、「全力を出してやろう!」という気持ちの方が勝っています。
そしてとにかく負けず嫌い。
幼少期に勝負の世界に身を置いた事で自然と身についたんだと思います。

大事にしてきた事は、「今持っている力を全て出しきる事」と「最後まで諦めない気持ち」でした。
逆に言えば、レース結果が伴わなくてもこの2つを目にする事が出来れば親は大満足でした。

自分の能力以上の力を絞り出そうとする気持ち、最後まで諦めずに戦う姿勢は、今まで参戦してきた空手の試合にも出ていると思います。
とにかく闘志剥き出しで、どんなに相手が大きくても強くても絶対に最後まで諦めない、勝つと信じて本人はやっています。

もちろん元からの性格もあると思いますが、ランバイクレースで経験して養われたものも土台になっている事は確かです。
メンタル面でこの3つはどの競技に進んでも大きなアドバンテージがあると思います。
そしてランバイクレースを経験した子でしか身につかないものがあると感じています。

あともちろん体力的なものもあると思います。
ランバイクレースは運動レベルや反射神経、状況判断、プレッシャー等々、一般的に幼児がやる他のスポーツと比べてもかなり高いレベルで競技していると思うので、どんな競技に進んでもプラスになると思います。

Q6レースにアツくなっていた時のライバルともその後交流が続いておりますか?

続いています。

同学年の元LINO KEIKIの陸君、一学年上の元FIRST KIDS IZUの恒誠君は同じく空手をやっていて、現在でも各地の大会などでお会いします。
2人とも空手の全国大会にも出場する選手です。

地元で隣の道場にいる陸君とは空手でもライバルで友達ですし、恒誠君も道場は違いますが同じ極真空手の先輩です。
親子とも仲良くさせてもらっています。

全国大会での決勝戦では、陸君や恒誠君、それまで関東で戦ってきたライバルや仲間が拳世を応援してくれました。
他道場であってもライバル、仲間を応援しあう姿はランバイクレースを思い出しました。

Q7ランバイク後のスポーツ歴と結果を教えて下さい。

空手です。

年中になった4歳から空手を習っています。
ランバイクを始めて半年経った頃です。

拳世は本当にマイペースで不器用で自由で楽しい事が大好き、道場の先生や指導員の皆さんは手を焼いたと思います。(現在も)
そんな拳世ですが道場の皆さんは親身になって指導してくださいました。

そして年長の9月、6歳の誕生日にランバイクレースを卒業し、本格的に空手の大会に参戦するようになります。

2018年から現在までの入賞成績

2018年3月

■第17回ジュニア空手道選手権大会 小田原攻め 小1男女混合 [準優勝]

■第6回 千葉県極真空手道選手権大会 小1男女混合 [準優勝]

■第6回 千葉県極真空手道選手権大会 型 少年初級 [準優勝]

2018年4月

■第9回 東日本極真空手道選手権大会 小2男子 [優勝]

■第8回 全日本極真空手道型選手権大会 白橙男子 [準優勝]

2018年5月

■第6回 埼玉県空手道選手権大会 小2男子上級 [優勝]

■第6回 埼玉県空手道選手権大会 型 [優勝]

■2018清武会カップ 空手道大会 小2男女混合 [優勝]

2018年6月

■第10回 関東飛翔空手道選手権大会 小2男子上級 [優勝]

2018年7月

■第10回 神奈川県空手道選手権大会 小2男子上級 [準優勝]

■第10回 神奈川県空手道選手権大会 型 小3以下上級 [3位]

2018年8月

■第1回 錬心空手道大会 小2男子上級 [優勝]

2018年9月

■第14回 全福島空手道選手権大会 小2男子 [優勝]

2018年10月

■第14回 岐阜県空手道選手権大会 小2男子 [優勝]

2018年11月

■拳武チャレンジ空手道選手権大会 型 小学低学年 [優勝]

■武将杯 秋の王者決定戦 小2男女混合上級 [優勝]

2018年12月

■第6回 全日本ジュニアチャンピオンシップ 小2男子 [優勝]

2019年2月

■第5回 総極真関東空手道選手権大会 小2男子上級 [優勝]

今年も大きな目標に向かって頑張っています。

Q8夢を教えて下さい

実は我が家では夢の話はしていません。

本人から聞いて夢のような話でも、全て「目標」という言葉で話をしています。

本人もその意識で、自ら目標を立てています。ですので目標の話になってしまいますが…

直近の目標は、「他流派の空手の全国大会チャンピオン、そして上位者全員に勝つこと」

参加選手や規模はさまざまですが、拳世が所属している流派以外にも全国大会はあり、まだ対戦していない選手もいます。

流派が違えば大会も違い、また遠方だったりと対戦できるチャンスは少ないですがチャレンジしていきます。

参戦できる他流派の全国大会の優勝、そして全日本ジュニアチャンピオンシップの2連覇が直近の目標になります。

大きな目標は「空手で世界一、世界最強になること」だそうです。

Q9ランバイクをまだ始めていない方からランバイクレースに思いっきりあつくなっている後輩たちへアドバイスを一言お願いします。

ランバイクレースを通じて、さまざまな経験をさせていただき親子とも成長させて頂きました。ですのでアドバイスというより、当時感じた事をお話しさせていただきます。

親は子どもへの接し方や育て方を学びました。

ランバイクレースを始めた頃は、親が結果を求めるあまり、キツい言葉で息子を叱ったり怒鳴ったりした事もありました。
一緒に練習してきた事を無駄にしたくない、早く表彰台に立って息子の喜ぶ姿を見たいという思いもあったからです。
子どもの為に始めたはずが、いつしか親の気持ちだけが先走ってしまうという悪循環でした。

当時の話でいえば、レース会場で子どもに対して怒鳴り散らしたり、叩いて怒っている親をよく見かけました。
現在の空手大会の会場でもそういう光景を時々目にします。どの競技の世界でもある事なのかなと感じています。

でも、そういう光景を目にして気づかされました。

ランバイクレースに限らずどんな競技でも勝敗はつきます。
その時に子どもと一緒に喜んで、一緒に悔しがって、一緒に考えて試合に臨んだ方が良いと思うようになりました。
やっているのは本人であり、親の操り人形でもなんでもありません。
もっと言えば、親から「やらされている」のと、子ども本人が自分の意思で「やっている」のでは、その後の成長も結果も違ってくると思ったのです。

当時の拳世には申し訳ない事をしましたが、ランバイクレースを始めて早い段階でこの事に気づけた事は幸いでした。

とくに幼少期は人格形成を成す大事な時期でもあります。

そういう意味で、ランバイクレースの頃から現在の空手も大会出場は全て必ず本人の意思を聞いてきました。
拳世は大会案内があれば全ての大会に「出る!」となってしまうので、どういう大会かなど親がわかる範囲で説明し本人に決めさせています。前年度に出場した大会の記憶や対戦したい選手がいるか、大きなトロフィーかどうかが本人の大会を選ぶ判断基準のようです。

「どういう子になってほしいか」を親が明確に持って接していれば、子供は必ずそれに応えてくれると思っています。

そして本人の意思や気持ちを大切にしながら成長を見ている方がよっぽど親も楽しめるし嬉しいはずです。
成長は試合以外にもたくさんあります。

この考え方が全ての家庭に当てはまるとはもちろん思っていませんが、これがランバイクレースを通じて我が家がたどり着いた答えです。
現在も変わりませんし、この先も変わりません。

ランバイクに携わったのは2年間と短い期間でしたが、私自身は今でもランバイクに出会えて良かったと思っている一人です。
いろいろな事に気づかされ、親子とも成長させていただきました。

ランバイクレースは幼児スポーツであり、いつかは卒業する日がやって来ます。
その時に、親子とも「ランバイクレースをやってきて良かった!」と思えたら最高です。

これからランバイクを始める方も、既に始めている方も、目一杯家族でランバイクを楽しんでください。
そして親子、家族の絆を深めていってください。
師弟関係がある他の競技とは違い、ランバイクレースはそれができる唯一のスポーツだと思っています。

Q10インタビュー企画を終えての感想など

最初に「レジェンドライダー」企画のお話を頂いた時は正直お受けするのを躊躇していました。

レジェンドライダーというほど拳世は目立った成績を残せた訳でもなく、もっとフューチャーされた方が良い選手がランバイク界にはたくさん居ると思ったからです。

その後仲間の後押しもあり、私自身もランバイクに携わった2年間に感謝の気持ちを持っていて、何か少しでも業界に還元できればと思い微力ながら企画をお受けさせて頂く事になりました。

ランバイクレース時代、拳世は全国のトップ選手のように輝かしい実績を残した訳でも、大活躍した選手でもありません。
でも、ランバイクレースで感じたもの、培ったものを親子とも信じ続けて来たからこそ、今の家族があり今の拳世があると思っています。

ランバイクレースを卒業して空手一本になり2年が過ぎました。

空手の大会に出場し始めた頃はとにかく勝てなかった。散々やられました。
毎試合、毎試合、敗れてはとにかく悔しくて人目もはばからず拳世はずっと泣き叫んでいました。
それだけ毎試合本気で向き合ってきたんだと思います。

でも、何度負けても本人は諦めず挑戦し続けました。

道場の先生や指導員のみなさん、先輩や仲間達もずっと拳世にアドバイスや応援をしてくれました。
そしてマイペースな拳世を道場の稽古でもいろいろ声をかけてもらい親身になって指導していただきました。

だから本人はもちろん、親も絶対にできると信じてやってきました。

そして昨年末、
大会に出始めた頃には想像すらできなかった全国大会の決勝の舞台にまで立つことができました。

拳世は空手界では体格も小さい方で、ずば抜けた強さやもの凄い技を持っている訳ではありません。
あるのは絶対に諦めない強い気持ちだけです。

そんな子でも日本一のタイトルを手にできること、そして「諦めなければ届く」ということ、息子から教わりました。

ここまで拳世を育ててくれた道場の皆さん、戦ってきたライバル達に心から感謝しています。

ランバイクレースから現在の空手まで諦めずに挑戦し続けたこと、そして本気で向き合って、本気で悔しがってきたことが拳世のバックボーンです。
ネガティブは可能性であり、経験こそ宝だと思っています。

そして拳世にはまだまだたくさんの目標があります。
これからも一緒に楽しみながら成長を見守って全力で応援していこうと思います。

ランバイク時代にはサポートだけでなく、半分指導者のようだった親も立場は変わり、現在は拳世が所属する空手道場の先生や指導員の皆さん、道場の先輩や仲間達に全てを預けています。
尊敬、信頼できる先生や指導員の方々、道場の先輩、熱い仲間達に恵まれ、拳世自身もたくさんの目標を持って日々奮闘しています。

この場をお借りして、拳世が所属している空手道場もご紹介させていただきます!

極真会館
橋本道場HP

https://hashimotodojo.com/hashimotodojo/

Facebookやブログでも道場の様子を紹介しています。

https://m.facebook.com/teamhashimoto/

https://ameblo.jp/team-hashimoto/

拳世は東大宮道場で頑張っています!
お近くの方はぜひ見学、体験に来てみてください。元気なランバイクキッズ待っています!

最後になりましたが、ランバイク業界、レース運営に携わる皆様の益々の発展を願っております。
そしてこのような機会を与えて頂いたランバイクチャンネルの皆様、後押ししてくれた仲間に感謝しています。ありがとうございました。
ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

ランバイクを全てのスポーツの始まりに。

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