RCS代表高平氏に聞く!vol.2

FEATURES

まずはじめに、ここで書く内容はあくまで私個人が考えていることであって、将来的に変わるかもしれませんし、色んな考え方の人がいます。すべてが正しいかどうかは読まれた方の中で判断してください。

また、もし共感していただけたら色んな方に知っていただきたいのでシェアしてください。

ストライダーなどのランバイクとヘルメットなどの防具があれば気軽に参加できるということもあって、2006年度以前で500人、2007年度世代で1500人、2008年度世代以降は4000人とレース経験者が増えてきています。また、各地で毎週のようにレースが開催され、その数は年間100レース以上。約2万人が参加し順位のつくレースに参加して・・・と非常に盛り上がってます。 そんな中で日本選手権シリーズという立ち位置のRCSを開催できていることは私自身非常に光栄に思っております。そしてそういう類のレースを主催している以上は、それなりに責任も感じる部分もあるんですが、その中で昔から問題とされていた部分に触れていきたいと思います。

レース会場での出来事。 子供に向けて発せられる声。

特に声援ではなくて罵声と感じられるものです。その声の多くは初心者から中級者に上がったあたりの選手の保護者が多いかな?レースには何度か参加した経験があって、それなりに練習してレースに臨む。そして結果がついてこないことに苛立ち、その矛先が頑張った選手に向かう。

でもね、練習では違うかもしれませんが、レースで頑張ってない選手なんていないんですよ。特に4歳以降の、ある程度勝ち進むことが出来そうな選手に関してはほぼ全員そうかな?

なんでかわかりますか? それは親の喜ぶ顔が見たいからなんです。子供ですからね。それが頑張ることの一番の動機なんです。ランバイクが好き、レースが好き、その他いろいろあると思いますが、一番はそれです。だから親を喜ばせたいと思って「今の自分に出来ること」を思いっきりやってきてくれます。選手も褒めてもらいたくて必死です。

ただ、そこは対人のレースです。前回一緒に走った選手も同じように練習して速くなっていきます。自分が速くなっていても、相手はもっと速くなっているかもしれません。全力で頑張っても前回より順位は下がるかもしれません。そして子供たちはそんな相手の成長を「一緒に走る」ことで敏感に感じ取ります。結果はもちろん大事です。その結果を求めることもレースの楽しさです。でも、それはあくまで相対評価なんです。

そして結果だけを求めると、それが悪かった際にどうしても感情的になって選手にきつく言ってしまいます。私自身もその経験は過去にたくさんあります。毎回毎回反省するんですが、次のレースでも結果が出なかった場合はまたやってしまったり。そんなことを繰り返しているうちに親子でレースが嫌になってしまったり。結果を求め過ぎると、どうしてもそんな悪循環に陥ってしまうんです。

そこで、我が家では結果だけではなく、過程も大事にすることにしました。

次のレースではこれを頑張ろう!という明確な目標を作り、それがレースで出来るように練習する。レースではそれが出来たかどうかを確認して、出来たら次の課題をそのレースで見つけて、出来なければなぜ出来なかったかを考える。そして出来たことを褒める。 ある意味、レースを発表会と同じように捉えてみたんです。 そういうことを繰り返していたら、いつの間にか結果をさほど気にしなくなってきました。そして結果だけを見ても逆にどんどん良くなっていきました。 まあ、聖人君子ではないので無理なときもありますけど(笑)ある程度感情的になるのも仕方ないと思うんですが、度を越すと周りに迷惑を掛けちゃいますしね。そういう意味でも親も勉強して成長しなければとも思います。

レースが終わって、感情的になって、子供に罵声浴びせて、親子で暗い顔して帰るクルマの中を変えてみませんか?レースを振り返って、どんな順位でも「あそこ良かったねー!がんばったねー!次はあれが出来るようになろうか?一緒に頑張ろうね!」っていう楽しい空気に。 同じ世代の4000人と切磋琢磨して、みんなで一歩ずつ上達しあって、親子で成長できるのがランバイクレースです。せっかくこんなにレースがあるんだから、沢山いるライバルたちを尊敬して、親子の信頼関係を築かないともったいないですよ。

 

ピックアップ記事

関連記事一覧